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相談事例

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相談事例

01

亡き母名義の土地が複雑な権利関係のため、売却や相続のリスク発生!

亡き母名義の土地が複雑な権利関係のため、売却や相続のリスク発生!

02

相続人も把握していなかった…ゆうちょ銀行の預金漏れがないか不安

相続人も把握していなかった…ゆうちょ銀行の預金漏れがないか不安

03

父が亡くなり、認知症の母に代わり相続手続き中の後見人トラブル

父が亡くなり、認知症の母に代わり相続手続き中の後見人トラブル

04

子供達が揉めることなく亡き母の相続を円滑に進めたい

子供達が揉めることなく亡き母の相続を円滑に進めたい

05

約30年前、三姉妹で平等に分割した土地の名義に問題が発生!

約30年前、三姉妹で平等に分割した土地の名義に問題が発生!

06

亡き夫と前妻の子供達と実子の間で将来の相続問題が心配…

亡き夫と前妻の子供達と実子の間で将来の相続問題が心配…

07

3ヶ月前に頼んだ他の税理士から連絡がない!税申告まで時間がない…

3ヶ月前に頼んだ他の税理士から連絡がない!税申告まで時間がない…

08

亡き兄の相続中、預貯金の解約と未確認の口座発覚のトラブル!

亡き兄の相続中、預貯金の解約と未確認の口座発覚のトラブル!

09

母が急逝し、娘と兄、兄嫁の関係が悪化し『争族』へ発展する危機!

母が急逝し、娘と兄、兄嫁の関係が悪化し『争族』へ発展する危機!

10

父を亡くした後、認知症の母も逝去した長女が悩む遺産分割問題

父を亡くした後、認知症の母も逝去した長女が悩む遺産分割問題

11

夫が急逝し、他の税理士に相続手続きを断られ困り果てた妻

夫が急逝し、他の税理士に相続手続きを断られ困り果てた妻

12

亡き父の借金?他人名義の請求書が届いた時、どうすればいいの…

亡き父の借金?他人名義の請求書が届いた時、どうすればいいの…

13

遺言執行者が亡くなってしまった…内縁の妻と正妻家族の相続問題

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14

遺言がかえってトラブルの種に?遺産分割協議で解決した相続問題

遺言がかえってトラブルの種に?遺産分割協議で解決した相続問題

15

遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

サービスについて

亡き母名義の土地が複雑な権利関係のため、売却や相続のリスク発生!

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お母様を亡くされた方)


Aさんから、相続手続きについてのご依頼がありました。相続財産には不動産と金融資産が含まれており、不動産に関して複雑な権利関係が存在していました。具体的には、Aさんのお母様名義の土地を叔父様が利用し、逆に叔父様名義の土地をお母様が利用しているという、親族間での土地の貸借関係が長年続いていた状態です。

課題
  • お互いが長年使用してきた土地の名義が逆であること。
  • 不動産の将来的な売却や相続に伴うリスクを回避する必要があること。
ご提案内容

相続手続きの完了後、当センターでは「不動産の交換の特例」を活用した名義変更を提案しました。この特例を利用することで、通常なら不動産交換に伴い発生する所得税・住民税の課税を繰り延べることが可能になります。具体的な要件として、「交換による不動産の時価差が20%以内であること」などの条件を満たす場合に、課税を回避することができます。

結果

この特例の適用により、Aさんは所得税・住民税の負担なく、叔父様との間で自宅敷地の名義を各々の名義に変更することができました。これにより、将来の不動産売却や相続におけるリスクを軽減でき、Aさんには長年の懸案が一度に解決されたと大変喜んでいただきました。

相続人も把握していなかった…ゆうちょ銀行の預金漏れがないか不安

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(被相続人の叔母様を自宅で看病し、最後まで看取った姪)

叔母様の相続手続きを行うため、Aさんよりご相談をいただきました。相続財産として、ゆうちょ銀行での取引が確認されていましたが、以前の住所での取引もあったため、預金の漏れがないかを確認したいという内容でした。

課題
  • 相続人であるAさんを含む親族が、叔母様の過去の居住地について全て把握していなかったため、ゆうちょ銀行の過去の取引や預金漏れがあるかどうか確認する必要があること。
  • 相続手続きにおいて、隠れた預金が存在する可能性があること。
ご提案内容

戸籍や住所履歴を確認し、ゆうちょ銀行に預金等照会書を提出して過去の取引を調べることをご提案しました。Aさんからの情報をもとに、現住所と以前の住まいを確認し、過去の預金に漏れがないかを確かめました。

結果

確認の結果、過去の取引や預金の漏れはなく、全ての相続財産が無事に手続きされました。Aさんは、相続手続きが完了し、叔母様の大切な財産をしっかり守ることができたことに、大変満足されました。

父が亡くなり、認知症の母に代わり相続手続き中の後見人トラブル

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(父親が亡くなり、相続手続きを進める必要がある子供)

Aさんの父親が亡くなり、母親が認知症で施設に入所中のため、相続手続きにおいて成年後見人を新たに選任する必要がありました。しかし、Aさんが成年後見人になると利益相反の関係になるため、別の成年後見人の選任について相談がありました。

課題
  • Aさんが成年後見人になると利益相反が生じるため、父親の相続手続きが適切に進められない可能性があること。
  • 母親の法定相続分が3,500万円と高額であったため、裁判所が独自に成年後見人を選任する必要があること。
ご提案内容

Aさんの次男を成年後見人候補者として申立を行い、万が一のためにセンターが紹介した司法書士を第2候補者として申立を進めることを提案しました。これにより、スムーズに成年後見人が選任されるような体制を整えました。

結果

裁判所からの返答により、相続財産が高額であるため、管轄の司法書士か弁護士を成年後見人として任命する決定が下されました。これは、成年後見人の使い込みが問題になっている影響のようです。Aさんは適切な成年後見人が選任されたことで、安心して相続手続きを進めることができました。

子供達が揉めることなく亡き母の相続を円滑に進めたい

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お母様が亡くなり、相続手続きを相談されたご子息)

Aさんのお母様が亡くなり、相続手続きを進めるにあたり、エンディングノートを活用しながらスムーズな手続きを希望されていました。特に、子供たちが揉めることなく進めたいという意向がありました。

課題
  • お母様は一人暮らしで、子供たちが別々に住んでいたため、相続に際しての手続きが複雑になる恐れがあること。
  • 亡くなった後に財産の所在や交友関係を正確に把握すること。
ご提案内容

お母様が以前参加された当社のエンディングノートセミナーで学んだ内容を活用し、財産や交友関係、子供たちへのメッセージが詳しく記されたエンディングノートを確認しました。これを基に、葬儀や相続手続きを進めることを提案しました。

結果

エンディングノートに記された情報を活用し、離れて暮らす子供たちが協力してお母様の希望通りに葬儀を執り行いました。また、財産の所在が明確だったため、相続手続きもスムーズに進みました。Aさんは、エンディングノートのおかげで母親の思いがしっかりと伝わり、子供たちが揉めることなく無事に手続きを完了できたと感謝されていました。

約30年前、三姉妹で平等に分割した土地の名義に問題が発生!

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(二女、お父様の相続に関するご相談者)

Aさんのお父様が亡くなった約30年前に、三姉妹で平等に分割した自宅の土地の共有名義についてのご相談です。最近、長女Bさんが亡くなり、その後の土地の権利の引き継ぎをどうすべきか悩まれていました。

課題
  • 当初、三姉妹で平等に分割した土地は、長女Bさんの家族が生活している自宅の敷地となっていましたが、Bさん亡き後、Bさんの長男に土地の権利を引き継ぐ方法がないこと。
  • Aさんと三女Cさんも土地の一部を所有しているため、今後の相続手続きが複雑になる恐れがあること。
ご提案内容

土地の権利を長女Bさんの長男に引き継ぐための方法として、「生前贈与」または「公正証書遺言による遺贈」を提案しました。最終的に、贈与税がかからない「公正証書遺言による遺贈」を選択し、Aさんと三女Cさんは、それぞれの土地の権利をBさんの長男に遺贈する内容の公正証書遺言を作成しました。

結果

AさんとCさんは、公正証書遺言を通じて、長女Bさんの長男に土地の権利を引き継ぐ準備を整えました。これにより、土地の共有状態が解消され、将来のトラブルを未然に防ぐことができました。今回の相談を受け、土地を兄弟姉妹による共有にて相続することは、よほどの事情が無い限り避けたい分割方法であると改めて痛感する事例となりました。

亡き夫と前妻の子供達と実子の間で将来の相続問題が心配…

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(夫Bさんが亡くなり、自宅の相続について相談された妻)

Aさんは、夫Bさんが亡くなり自宅の相続手続きを進めるために、子供たち3人(長男Cさん、長女Dさん、次男Eさん)と一緒にご相談に来られました。Aさんが全ての財産を相続することで協議がまとまっていましたが、Aさん自身の将来の相続についても懸念がありました。

課題
  • Aさんは再婚であり、夫Bさんの亡き前妻との間に生まれた長男Cさんと長女Dさんがいらっしゃいました。Aさんが亡くなった際、相続人は実子の次男Eさんだけとなり、兄弟間の不公平が発生する可能性があること。
  • これにより、家族間の関係が悪化する恐れがあること。
ご提案内容

Aさんの懸念に対して、遺言書の作成も重要であると説明しましたが、さらに、CさんとDさんを養子縁組することで相続人の数を増やすことを提案しました。これにより、相続税の基礎控除の範囲が広がり、相続税の負担も軽減されます。

また、Dさんが既に結婚している場合でも、養子縁組によって姓が変わらないことを説明し、家族全員が納得できる形で相続を進める方法をご案内しました。

結果

Aさんと子供たちは全員、養子縁組の提案に納得し、手続きを進めることになりました。この決定により、相続人間での不公平が解消され、家族の絆を守ることができました。

特に、次男Eさんが安心された様子が印象的でした。今回の相談を通じて、家族全員が一緒に将来を考え、円満な解決策を見つけられたことが、相談者にとっても私たちにとっても喜びとなりました。

3ヶ月前に頼んだ他の税理士から連絡がない!税申告まで時間がない…

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お父様の相続手続きを進める中で問題を抱えていた相談者)

Aさんのお父様が亡くなり、税理士に依頼して相続手続きを進めていたものの、依頼して3ヶ月経っても進捗がわからず、ストレスを抱えていました。葬儀社からの紹介で、我々に相談をいただきました。

課題
  • 突然のご家族の喪失でAさんは精神的に不安定な状態であり、しっかりとしたサポートが必要であること。
  • 相続税申告期限が迫っており、速やかな手続きが求められていること。
ご提案内容

初回のご相談では、既に依頼している税理士との関係をスムーズに進められるようアドバイスしましたが、後日、Aさんがその税理士との契約を解約し、我々に手続きを依頼されました。すぐに資料を受け取り、提携する税理士とともに相続税申告やその他の相続手続きを進めることを提案しました。

結果

Aさんの相続手続きは、相続税の申告期限にも間に合い、銀行口座の解約や不動産の名義変更も無事に完了しました。Aさんは我々の対応に満足され、「今後も長いお付き合いを宜しくお願いします」と感謝の言葉をいただきました。相談をじっくりと聴き、寄り添うことの大切さを改めて実感させてくれた事例となりました。

亡き兄の相続中、預貯金の解約と未確認の口座発覚のトラブル!

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お兄様の相続手続きを進めていたご相談者)

Aさんは、ご自身の体調が優れず、相続手続きを一人で行うことに不安を感じて相談に来られました。お兄様の相続手続きを進める中で、預貯金の解約についてのご相談がメインでした。

課題

最初にAさんから提供された情報では、相続手続きが進んでいた口座以外に預金はないとされていました。しかし、後にゆうちょ銀行からの「定期貯金満期のお知らせ」が届き、把握されていなかった口座が存在していたことが発覚。ゆうちょ銀行では、現存照会の申請がない限り全ての口座を調査できないという仕組みがあるため、手続きに漏れが生じたこと。

ご提案内容

ゆうちょ銀行の特殊な仕組みについて説明し、口座番号が不明な場合や複数の口座が存在する可能性がある場合は、現存照会を行うことを提案しました。また、故人が他に口座を持っているかどうかの確認を徹底するようアドバイスし、手続き漏れを防ぐ方法を説明しました。

結果

Aさんからの依頼に基づき、追加でゆうちょ銀行の現存照会を行い、無事に全ての手続きが完了しました。今回のケースでは、満期のお知らせが届いたことで未確認の口座が判明し、最終的に適切な相続手続きを完了させることができました。この経験を通じ、今後はゆうちょ銀行のような特殊なケースでの対応知識を深め、確実に手続きを進める重要性を再認識しました。

母が急逝し、娘と兄、兄嫁の関係が悪化し『争族』へ発展する危機!

ご相談時の状況

【ご依頼主】A子さん(急逝したお母様の相続手続きをされたご依頼者)

A子さんは、お母様が急逝し、兄のS男さんと共に相続手続きを進める必要がありました。しかし、お兄様の妻(兄嫁)が実家を早急に売却しようとしており、A子さんは感情的に納得できず、兄嫁の影響を受けている兄との間に不信感を抱くようになりました。

課題
  • A子さんは、実家に対して強い感情を持っており、形見分けや整理をするために時間が必要であること。
  • 兄嫁が主導権を握る形で兄が実家を売却しようとすることで、A子さんの感情が無視され、相続の話が感情的な対立に発展したこと。
  • 過去の父親の相続時にも兄嫁の影響があったのではないかと疑念を抱き、兄との関係が悪化する可能性が高まったこと。
ご提案内容

まず、A子さんの心情を丁寧にヒアリングし、彼女の想いに寄り添いました。相続手続きに関しては、感情の対立を避け、冷静に話し合いを進めるため、弁護士などの専門家に相談しながら遺産分割協議を進めることを提案しました。

また、兄嫁の影響を減らすため、兄との直接的なコミュニケーションを促し、相続人間での合意形成を目指すよう助言しました。

結果

A子さんは、兄との対話を重ね、感情的な対立が深まる前に専門家の支援を受けて手続きを進めることを決めました。兄との関係は、冷静な話し合いを通じて徐々に修復され、実家の売却も急がず、形見分けを含めた合意形成が図られました。

結果として、大きな対立や法的な争い(争族)に発展することを避け、兄妹の絆を保ちながら相続手続きを無事に完了させることができました。※争族は、相続の造語です。

父を亡くした後、認知症の母も逝去した長女が悩む遺産分割問題

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お父様・お母様の相続手続きを依頼された長女)

Aさんは、昨年亡くなったお父様の相続手続きを進めた際、お母様が在宅介護中で判断能力が低下しており、成年後見制度の活用が必要でした。

今回、お母様が亡くなり、再度、相続手続きの依頼をされました。

課題
  • お父様の相続手続きの際、認知症のため判断力がなかったお母様のために成年後見制度を利用する必要がありましたが、家庭裁判所への申立てや成年後見人との遺産分割協議が発生し、時間と手間がかかること。
  • お母様の介護と自身の仕事を両立させながら成年後見の手続きを進めるAさんの負担は非常に大きいこと。
ご提案内容

お父様の相続時には、家庭裁判所に成年後見の申立てを行い、身上監護をAさん、財産管理を司法書士が担当する形で手続きを進めました。成年後見人を交えた遺産分割協議で、お父様の財産はすべてお母様が相続することになりました。

その後、お母様が亡くなった際には、Aさんの介護への献身を考慮し、自宅はAさんが相続し、預貯金は兄弟3人で均等に分ける内容で遺産分割協議が円満にまとまりました。

結果

成年後見制度を活用し、法的に適切な手続きを経たことで、Aさんは兄弟間のトラブルを避けることができました。お母様の相続では、Aさんが自宅を引き継ぎ、預貯金を兄弟3人で分割する形で合意に至り、相続手続きを無事に完了させました。

Aさんから、「成年後見手続きを踏んでいたことが今回のスムーズな相続に繋がったと感じ、センターへの信頼が深まった」とご感想をいただきました。

夫が急逝し、他の税理士に相続手続きを断られ困り果てた妻

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(ご主人を亡くし、相続手続きに困っていた妻)

Aさんは、ご主人が急逝された後、何をどのように進めて良いか分からず、顧問税理士や知り合いの司法書士にも「相続に詳しくない」と断られ、手続きに困り果てて当センターにご相談に来られました。

課題
  • Aさんのご主人は会社経営者で会社の株主構成や持分についても把握されていないなど、相続の全体像がつかめていないこと。
  • 相続税の支払い資金が不足している上、法人の事業承継や不動産の売却も必要であり、手続きが非常に複雑で多岐に渡っていること。
ご提案内容

まず、法人の株主構成や財産の状況を調査し、Aさんと共に事業承継や不動産売却の計画を立てました。当センターのネットワークを活かし、提携する税理士、司法書士、不動産仲介業者と連携し、各種手続きが少ない面談回数で完了できるようにしました。

手続きに必要なステップや期限を専門家と共に整理し、Aさんにわかりやすく説明することで、安心して進められる体制を整えました。

結果

Aさんは、少ない面談回数で多くの手続きを効率よく進められたことに大変喜んでくださいました。不動産の売却や法人の事業承継、相続税の申告など、多岐にわたる手続きを総合的にサポートしたことで、Aさんは安心して決断を進めることができました。

総合窓口としての強みを発揮し、専門家と連携して複雑な手続きをスムーズに進めることができた事例でした。

亡き父の借金?他人名義の請求書が届いた時、どうすればいいの…

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(突然亡くなったお父様の相続手続きで困っていた長女)

Aさんは、一人親方で事業を営んでいたお父様が急逝し、借金が心配で相続手続きをどう進めればいいかわからないと相談に来られました。請求書や書類の整理もままならない状況で、相続放棄も視野に入れて検討されていました。

課題
  • 父が借金を抱えていた可能性があり、相続放棄の判断が必要であること。
  • 名義不明の請求書が見つかり、借金の正体が曖昧なまま手続きを進めるリスクがあること。
ご提案内容

まず、相続の承認または放棄の判断を行うため、期間の延長申立を行い、じっくりと調査する時間を確保しました。お父様の財産状況や過去の書類を確認し、特に問題の請求書については、司法書士と共に調査を進め、実際の借金ではないことを確認しました。

さらに、万が一の賦課金があった場合でも、時効の援用により支払い義務を免除できることを説明しました。

結果

調査の結果、請求書はお父様の兄(Cさん)の未払いによるものであり、Aさんのお父様に支払い義務がないことが判明しました。Aさんは不要な支払いを免れ、相続放棄をせずに手続きを無事に進めることができました。
複雑な相続手続きでも冷静に調査することで、安心して進められる環境を整えたことで、Aさんからも感謝のお言葉をいただきました。

遺言執行者が亡くなってしまった…内縁の妻と正妻家族の相続問題

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(ご主人を亡くし、相続手続きに悩んでいた内縁の妻)

Aさんは、ご主人Bさんが亡くなった後、相続手続きについて相談に来られました。

Aさんは内縁の妻であり、相続権がないため、Bさんが残した遺言に基づいて手続きを進める必要がありましたが、遺言執行者に定められていた弁護士が既に亡くなっていたため、困っていました。

課題
  • Bさんの遺言に具体的な遺産分割方法が記されていないこと。
  • 内縁の妻であるAさんと正妻家族との遺産分割協議がスムーズに進まない可能性が高い状況であること。
ご提案内容

まず、遺言執行者の役割を引き継ぎ、遺産分割協議を進めるサポートをしました。Aさんと正妻家族との話し合いがスムーズに進むよう、専門家として冷静に調整を行い、Bさんが遺した遺言の意図を家族に伝えるよう努めました。遺言執行者の複数名設定や組織での執行など、今後の対策についても提案しました。

結果

困難な話し合いの末、Aさんと正妻家族との遺産分割協議が成立し、相続手続きを無事に進めることができました。遺言執行者の不在という予想外の事態にも関わらず、Aさんの想いとBさんの遺言を尊重しながら、トラブルを回避して相続を完了させました。Aさんは安心し、問題解決に感謝されました。

遺言がかえってトラブルの種に?遺産分割協議で解決した相続問題

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(お父様の相続手続きについて相談されたご次男)

Aさんは、亡くなったお父様の相続手続きを進める中で、公正証書遺言が発見され、その内容が相続人間での対立を引き起こしました。

Aさんは、遺言に従って手続きを進めようとしましたが、家族間の感情的な対立が生じてしまいました。

課題
  • 長男の相続分が多く、最後まで介護をしていた後妻と妹の相続分が少なかったため、家族間で不満が発生。
  • 遺言の内容があいまいであり、遺産分割協議が必要な状況であること。
ご提案内容

Aさんには、弁護士を通じて遺産分割協議を行い、家族全員が納得する形で財産を分けることを提案しました。遺言の内容に縛られすぎず、実際の状況や家族の感情を尊重しつつ協議を進めることで、時間と手間を省き、解決を目指しました。

結果

最終的に、Aさんと家族は弁護士のサポートを受けながら遺産分割協議を行い、無事に財産を分配することができました。包括遺贈の遺言が問題となり、時間がかかったものの、結果的に家族全員が納得できる形での相続手続きを完了できました。

Aさんは、遺言の内容がもっと具体的であれば時間と労力を省けたと感じましたが、最終的には問題を解決でき、安心して相続手続きを終えることができました。

遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(奥様の相続手続きを後、自身の相続準備を相談された方)

Aさんは、奥様の急逝後の相続手続きで苦労した経験を踏まえ、自身の相続に備えた準備を進めたいと相談されました。

特に、遺言書を作成し、子供たちが相続で揉めないようにしたいという希望をお持ちでした。

課題

遺産分割で兄妹間に不満が残らないように、子供たち全員が納得できる形の遺言を作ること。

ご提案内容

Aさんには、まず財産の一覧を作成し、いくつかの相続シミュレーションを提示しました。その後、Aさんが長男長女を招集し、家族全員で協議を行い、遺産分割に関する話し合いを主導することを提案しました。

この協議をもとに、全員が納得する遺言公正証書を作成することをお勧めしました。

結果

Aさんは家族会議を開き、自ら議長として子供たちと相続の話し合いを進めました。最終的に、全員が納得できる形で遺言公正証書を作成し、相続に対する不安を解消しました。相続(争族)対策の王道と言われる「遺言」ですが、「遺言書があれば万全」とは言い切れないのです。

遺言の内容が、特定の相続人を優遇したものだったために他の相続人の不満が噴出、その後の親族関係が険悪になってしまった、遺産の大半を配偶者に相続させる内容だったため、二次相続の節税対策を講じる事が出来なかった等々、遺言者の独り善がりの遺言が思わぬトラブルの原因になってしまう事もあるのです。
Aさんは、今後も必要に応じて協議を行うことで、家族の関係を円満に保ちたいとお考えでした。