遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

TOP
遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

遺言書作成に家族会議?相続で揉めないための賢い選択とは

ご相談時の状況

【ご依頼主】Aさん(奥様の相続手続きを後、自身の相続準備を相談された方)

Aさんは、奥様の急逝後の相続手続きで苦労した経験を踏まえ、自身の相続に備えた準備を進めたいと相談されました。

特に、遺言書を作成し、子供たちが相続で揉めないようにしたいという希望をお持ちでした。

課題

遺産分割で兄妹間に不満が残らないように、子供たち全員が納得できる形の遺言を作ること。

ご提案内容

Aさんには、まず財産の一覧を作成し、いくつかの相続シミュレーションを提示しました。その後、Aさんが長男長女を招集し、家族全員で協議を行い、遺産分割に関する話し合いを主導することを提案しました。

この協議をもとに、全員が納得する遺言公正証書を作成することをお勧めしました。

結果

Aさんは家族会議を開き、自ら議長として子供たちと相続の話し合いを進めました。最終的に、全員が納得できる形で遺言公正証書を作成し、相続に対する不安を解消しました。相続(争族)対策の王道と言われる「遺言」ですが、「遺言書があれば万全」とは言い切れないのです。

遺言の内容が、特定の相続人を優遇したものだったために他の相続人の不満が噴出、その後の親族関係が険悪になってしまった、遺産の大半を配偶者に相続させる内容だったため、二次相続の節税対策を講じる事が出来なかった等々、遺言者の独り善がりの遺言が思わぬトラブルの原因になってしまう事もあるのです。
Aさんは、今後も必要に応じて協議を行うことで、家族の関係を円満に保ちたいとお考えでした。